見逃していた三菱ケミカルや三菱商事にプラスのインパクトの大きな日経の記事

?? 9月7日の日経新聞の記事も引用させていただきます。 『サウジアラビアが国家改革の目玉と位置付けてきた国営石油会社、サウジアラムコの上場を事実上、断念した。世界最大の新規株式公開(IPO)の看板倒れは改革を主導する若き実力者、ムハンマド皇太子の威信を傷つけたのは間違いない。しかし、これで国の未来をかけた脱石油改革が頓挫すると切り捨てるのはまだ早い。代わって浮上したアラムコによるサウジアラビア基礎産業公社(SABIC)の買収が案外、現実的な策になるかもしれないからだ。  きっかけは8月22日、英ロイター通信の報道だった。IPO中止が決まり、準備にあたってきたファイナンシャル・アドバイザー(FA)のチームも解散したと伝えた。ファリハ・エネルギー産業鉱物資源相がすぐに否定するコメントを出したが、アラムコ上場の難しさを感じ取っていた市場関係者は、断念のニュースを「やはり」と受け止めた。  サウジは企業価値を2兆ドル(220兆円)と見込むアラムコの株式5%を上場して1000億ドル(11兆円)を調達し、これを経済の多角化や非石油産業の育成に投じる絵を描いてきた

。シンボルとしてのアラムコIPOの失速は改革の行方に疑念を呼び起こす。  だが、ダメージは冷静に見極める必要がある。1000億ドルという資金は巨額だが、調達手段はアラムコのIPOに限らない。コスト負担や財政悪化はついてまわるものの、借り入れや債券発行を改革原資とする道がないわけでない。銀行団との間で借り入れ交渉が始まったとの報道もある。  むしろ、注目すべきは急浮上してきたSABICという存在だ。  SABICとは化学を中心に鉄鋼、肥料などを生産する国営の複合素材企業だ。政府系ファンドのパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)が7割の株式を保有、残り3割はサウジの株式市場に上場する。  「10年で売り上げを倍増させ、世界11位の位置付けを5位以内に引き上げる」――。2004年、首都リヤド郊外のSABIC本社で会ったモハマド・アルマディ最高経営責任者(CEO、当時)は語った。  それから10年あまり。言葉通りに売上高で独BASFや米ダウ・デュポンなどに次ぐ世界4位の化学メーカーに成長した。石油化学の基礎原料となるエチレンの生産量は\xC7

噶\xD61300万トンと世界最大級の力を持つ。  強さの源泉はアラムコから供給を受ける原料ガスの安さだ。100万BTUあたり1.75ドルという価格は、同3〜4ドルの米シェールガスと比べてもはるかに安い。中国や米国で大型石化工場を運営・計画し、米ゼネラル・エレクトリック(GE)の化学部門を買収するなどグローバル展開も加速する。  サウジが育成を急ぐ非石油部門の優等生である。サウジ政府は難しくなったアラムコ上場に代わり、アラムコがSABIC株を取得する計画にかじを切った。SABICの時価総額は18年8月末時点で1008億ドル(11兆880億円)。アラムコがPIF保有分の株式を買い取れば、700億ドル(7兆7千億円)の資金が国に転がり込む。  加えて、アラムコとSABICの統合は上流の石油・ガスから下流の化学まで一体化した戦略立案を可能にして、サウジが持つ石油の価値を最大化する国家戦略にも合致する。  電気自動車(EV)の台頭など、脱炭素化へエネルギー転換が速度を上げ、輸送用燃料としての石油の将来には不透明感が強まる。一方、新興国の成長を背景に石\xB2

集粁舛寮侈鍤虗廚郎8紊皸堕蠹Ľ奮搬腓ⅳɑ類泙譴襦\xA3  今年1月、東京で会ったアラムコのアミン・ナセルCEO兼社長はSABICとの連携も視野に、「石油をより長く、持続可能な形で使い続けられるようにしなければならない。アラムコはエネルギーと石油化学の会社として事業統合を進め、企業価値を高める」と語っていた。  日本にとってアラムコは最大の原油調達先であると同時に、SABICとも密接な関係がある。  アラムコ本社があるサウジ東岸のダーランからペルシャ湾沿いに北へ120キロメートル。ジュベイルは世界最大の石化集積拠点である。山手線の内側を上回る広大な敷地に、SABICを中心とする巨大な石化プラント群が林立する。この一角で今年4月、自動車や建材用の樹脂原料となる「メタクリル酸メチル(MMA)」の新工場が稼働を開始した。  三菱ケミカルホールディングスとSABICの合弁会社が建設・運営する。MMAを重点分野とし、世界11拠点で生産する三菱ケミカルの最新工場だ。進出の決め手は安価な原料。エチレンやメタノールなどの原料を近隣のSABIC施設から調達し、「マーケットの遠\xA4

気鯤笋辰突召蠅△覿チ萠呂❹△襦廖併杏¦吋潺ɓ襪硫段焏濹絢更毀魄滇法\xA3  イースタンペトロケミカル(通称シャルク)は三菱商事を中心とする日本企業連合とSABICの合弁事業だ。1987年の生産開始から30年が過ぎ、3回の増設を経てポリエチレンやエチレングリコールは世界有数の生産能力を持つ。三菱ガス化学を中心とする日本連合がメタノールを合弁生産するサウジメタノール(通称アルラジ)とともに、日本・サウジ関係の記念碑的な役割を果たしてきた。  シャルクと日本側パートナーは07年に設立したプラスチック成型加工の技術者を養成する職業訓練学校の運営に協力する。これまでに1000人を超す卒業生を送り出すなど、サウジ改革の最大の課題である人材の育成に貢献の足場を築いている。  企業風土の違いなど、アラムコとSABICの統合は簡単ではない。しかし、サウジ改革における両社の存在感の増大は、日本が改革に協力する機会を広げるはずだ。』(以上で引用を終わります。) ??